葵ワーキング

荷揚げについて3(給料編)

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荷揚げについて 3回目です。

今回は「荷揚げってどのくらい給料がもらえるの?」
ということで、荷揚げ屋の給料について話そうと思います。

 

よくバイト雑誌の荷揚げ屋募集で、「超高給!1日2万円!」とかの広告が出ています。
怪しいですけど嘘は言っていません。

 

僕も5つの荷揚げ屋を回ってきましたが、基本どこも給料形態は同じでした。
ひと現場 いくらか です。

 

ひと現場の相場は駆け出しでだいたい7千~8千円といったところです。

あと、深夜などもあります。昼間仕事ができない駅とかですね。
深夜手当で1,5倍になります。深夜を専門にやってる人もいましたね。

 

1日2万円。これは、一日で3現場とか回った場合のレアケースです。
駆け出しには滅多にありません。
(昼と夜を同時にやればできますが、それだと寝る時間がありません)

 

先の説明で、頑張れば現場が速く終わることがあると説明した事を覚えてますでしょうか。
荷揚げは時給制ではなく、ひと現場制。

 

つまり1時間で仕事が終われば、1時間分の仕事で8千円もらえます!

これが荷揚げの最大の魅力と言えるでしょう!

 

ちなみに僕の最短記録は5分!

鋼鉄製のドアを2階に2枚上げただけで終わった事があります。
それで8千円です! 5分で8千円です!

 

場合によっては先方の都合で仕事ができない場合もあります。
それでも1現場分もらえます!

そういうこと、結構ありました。

 

給料がいいというより、短い時間で稼げる仕事ですね。

 

しかし、そこで終わりではありません!

荷揚げには「回り」という言葉があります。

ぶっちゃけそれが、荷揚げ屋が多くのお金を稼ぐ手段です。

現場仕事が早く終わった場合、会社に連絡して帰りますが、場合によっては別の現場で人が不足していたり、午後から急な仕事が入ったりする場合があり、そのまま次の現場に向かうことがあります。

つまり、1日で2現場行くことがよくあります。

その場合、1日で2現場働いたことになり、給料は2倍・・・

 

一日1万6千円です!
(会社によって2現場目以降は多少引かれたりします)

 

その理屈で、3現場、4現場と・・・
さらに深夜まで行くとさらに・・・

それが現場回り。通称「回り」です。

普通のアルバイトだとこうはいきません。

例えば時給1000円で、1万6千円稼ごうとします。

単純計算で16時間働き、休憩が1時間。

仕事場の往復時間が1時間として、18時間。

ほぼ一日費やしてますね。

でも荷揚げは朝7時に出て2現場行っても帰ってくるのはだいたい18時頃でした。

現場ってだいたい17時に終わりますからね。

午前1現場、午後2現場。そういうケースもたまにあります。

僕は最高で一日4現場行ったことがあります。

(もうひと現場行けるかと言われましたが、体力の限界で断りました)

知り合いは、最高で1日6現場回ったことがあるそうです!

どんな体力や・・・

 

先ほど1現場7千円~8千円といいましたが、1現場の単価は、会社に長くいれば増えていくのが主流でした。

5年以上やってる上級者は1現場で1万円もらっていました。

1現場1万円の人が3現場4現場と回ったら・・・。

物凄い稼ぎになりますよね~・・・

毎月、社内給料ランキングが張り出され、1位の人は50万以上稼いでいました。
その人たちにとっては1日2現場3現場が当たり前だそうです。

1日2万円というのは、そういう事です。

 

しかしそれは、あくまで体力のある者だけができる特権です!
素人が3現場も回ったら、次の日 体が動きません!

先ほどの「1日2万円!」の広告で、多くのお金が欲しい若者が荷揚げの門をたたきますが、ほとんどがそのキツさに負け、すぐにやめてしまいます。

あと、先輩も厳しいですからね・・・。

荷揚げは確かに儲かります。
しかし、その分大変だということです・・・。

 

そして、早く終わる現場がある反面、その逆もあります。

現場には、「ハマる」という言葉があります。

 

ハマるとは、その現場で何らかの事情で作業が進めなくなり、現場から動けなくなってしまう事をいいます。

例えば、来るはずのトラックが渋滞で遅れていたりして、到着が遅れ、作業ができない。とか 荷物を運ぶべき部屋に鍵がかかっていて、鍵を持ってるはずの職人が遅れている とか。

ドタキャン扱いにしてくれればいいのですが、金を払っているのだから別の仕事して待ってろ、というケースもあります。

そんな時によく言う言葉が「ハマってしまったー」

いわゆるハズレ現場ですね。

 

あと、会社によっては拘束規定時間があります。

例えば僕の最初の会社だと、現場入りしてから7時間を過ぎるとそこから30分おきに500円発生しました。

つまり7時間丁度で終わると損をした気分になりますね・・・。
たまに、うまーく7時間丁度で終わらせようとする荷揚げ屋を知り尽くした職人さんがいたりします・・・。

仮に8時から17時まで同じ現場で働いたとして、約1万円入りますが・・・、これだと普通のバイトと大差ありません。

やはり2現場行ったほうがずっと稼げますね・・・。

早く終わる現場もあればハマる現場もある。
楽な現場もあればキツい現場もある。

荷揚げとはそういうものです。

だから楽しかったりするのかもしれませんが・・・

 

僕の経験した仕事でこんなケースがありました。

渋谷の新しくできる服屋でショーケースなどをトラックから搬入する仕事でした。
しかし、朝8時に到着するはずのトラックがトラブルにより遅れ、ずーっと待たされる事に・・・。
終わったのは9時でした。

ちなみに9時というのは、夜の21時ではありません・・・。

次の日の朝9時です!

25時間働きました!

 

後にも先にも、こんなに働いたのはこの時だけですね・・・。

 

荷物が来ないので掃除やら雑用やらいろいろやらされました。

まぁ、ほとんど待機でしたけど・・・。(途中寝たし)

僕以外は途中で帰りました。

最後まで残ってたのは僕だけです。
もうその日は、記録を目指そうってことで、半ばヤケになってた気がします・・・。

トラックは結局明け方5時ごろ到着しました。
そこから一人で全部運びました・・・。

確かその日は、友人と夜会う約束をしていました。
18時ごろ「仕事が長引いてる。終わったら連絡するね」と電話をしました。

22時になってまだ終わらない・・・。仕方なく約束を断念。
そして朝9時になり、仕事が終わったので、友人に電話をしました(笑)

僕「仕事・・・ 今・・・ 終わった・・・・」(かなり死にかけ)
友人「あー・・・お疲れさん ゆっくり休め」(たぶん呆れてる)

ちなみにその日の給料は、深夜手当もついて3万円でした。
25時間働いて3万円。 割がいいのか悪いのかよくわかりません。

しかし・・・、今までにない達成感がありました。

あの日の朝日はまぶしかった・・・
今となっては、いい思い出です・・・。

 

荷揚げとは・・・

当たりもあればハズレもある!

5分で終わることもあれば25時間かかることもある!

 

まぁ、レアケースですけど・・・

 

 

 

毎日が予測不可能!

毎日がアドベンチャー!(笑)

それが荷揚げです!!

 

 

以上 荷揚げの給料でした。

 

どうですか? やってみたいと思いますか?

お金を稼げて体力もつく!

若くて体力と根性に自信があるならおススメです!

しかし、現場仕事なので危険もあります。

それなりの覚悟が必要です。

ご注意ください・・・。

 

さて、次回は「ボード」について話そうと思います。
ボートとは荷揚げ屋が恐らく生涯で一番多く運ぶ物です。
もし荷揚げ屋を考えているなら、知っておいて損はないでしょう。

それでは 次回をお楽しみに!

 

どうもありがとうございました。

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